熊本地震における、被災鳥居の修繕工事 ~上天草市~
上天草市にて熊本地震における、被災鳥居の修繕工事をさせて頂きました。
老朽化した鳥居は、笠石・額石などの継ぎ目がほぼ離脱しており、石材同士の固着力はもともと無いに等しい状態でした。
その為、強い揺れが起きてしまうと予想のできない倒壊が起こる危険があります。
今回の石鳥居は、上部の笠石が揺れによって回転し、額石が落ちてしまい破損していました。
破損して粉砕してしまった額石は、新規に製作し取付・補修しました。
柱石には、地震以前からと思われるヒビが大きく入っているため、今後も尚危険な状態ではありますが、ひとまず元通りの状態とさせて頂きました。
90度回転して重心を保ったまま柱に乗っている笠石↓
破損してしまった額石↓
据付補修した鳥居↓